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2019.10.07

「とば地域共創塾2019」第3回を開催しました

「とば地域共創塾2019」第3回を開催しました。

9月30日(月)、鳥羽市民文化会館にて、「とば地域共創塾 2019」第3回を開催しました。

最終回となる第3回では、鳥羽市長に対して最終成果発表会が行われました。
鳥羽市の中村欣一郎市長、立花充副市長をはじめ、塾生の所属課の上司6名、歴代塾生OB5名、大学職員6名が出席し、さらに塾生・講師を加えた多数の聴衆へのプレゼンとあって、各チームの発表者からは緊張感あふれる様子が見て取れました。

 

各チームの事業提案発表は「とばしあわせチーム」、離島振興チーム改め「空き家リノベチーム」の順番で行われました。
事業計画発表後の質疑応答では、市長・副市長・所属課上司・塾生OBから鋭くも愛のあるコメントが贈られました。計画実現の為には、より具体的に内容を詰めていく必要があり、ここからがスタートであるということを暗に示されているようなコメントの数々でした。今後、この事業が形を為していくプロセスを通じて、塾生の皆さんのさらなる成長が期待されます。

 

 

市長への発表会の後は、塾生・講師・大学職員を交えた昼食会です。発表前の緊張した表情からは一転、柔らかい表情が増え、和やかな雰囲気の中での食事となりました。

昼食会の後は、全員でこれまでの塾全体の振り返りを行いました。講師陣からの各チームへのコメントや塾生からの質疑応答の後は、塾生各々が「とば地域共創塾」を通して得た自身の変化、気づき、今後どのように日常業務に活かしていくのかについて、意見交換が行われました。

今回参加された9名の塾生からは、「日々の業務に忙殺され、事業の目的や必要性を考える機会を怠っていたと感じた」「同じチームの中でさえ共通認識の違いからすれ違いが起き、合意形成の難しさを痛感した」等の意見がありました。この2か月間、塾生の皆さんが全3回の「とば地域共創塾」を通して悩み、考え抜いた中での意識の変遷に触れ、今後「とばを創る人」として鳥羽市の中核を担っていくであろう皆さんの、大きな成長を実感する振り返りとなりました。

 

 

「とば地域共創塾2019」の最後は、「修了式」で締めくくりました。事業計画の作成プロセスを経て大きく成長した9名の塾生一人一人に対して、松田塾長から「真摯にプログラムを受講し、地域を牽引する基幹人材『とばを創る人』として着実に成長した」証となる修了証書を授与しました。

 

今年度のプログラムはこれで終了となりますが、「とば地域共創塾」で学び身に付けた力は、当然ながら塾の場限りのものではありません。
意見交換の中で加藤講師からもお話がありましたが、塾の場でチームとして議論したことを、どれだけ個人レベルで考えられるようになるか、組織に落とし込み次につなげられるかが重要となります。
そして何よりも、今回参加された塾生の皆さんが、地域の現場でより一層のご活躍をされることを心から祈念しつつ、三重大学も地域に伴走して地域共創を目指していきます。

 

三重大学地域創生推進チーム
「みえ地域共創塾」担当

TEL 059-231-6272
FAX 059-231-5722