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2020.09.08

「みえ地域共創塾 2020」第2回を開催しました

8月27日(木)・28日(金)「みえ地域共創塾 2020」第2回を開催しました。

地域創生担当副学長の松田裕子塾長(元 三重県南伊勢町まちづくり政策監)とともに、第1回に引き続き参画する阿部剛志氏(元 新潟県粟島浦村総合政策室長、三菱UFJリサーチ&コンサルティング公共経営・地域政策部長)、井上泰一氏(元 愛知県豊根村ビレッジマネージャー、野村総合研究所プリンシパル)に、丸山武志氏(滋賀県米原市シティマネージャー、日本総合研究所上席主任研究員)を加えた総勢4名が講師陣です。内閣府のシティマネージャー経験者である強力なメンバーが自治体の事業計画づくりを支援します。

今回は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、塾生を含めたすべての関係者がオンラインでの参加となりました。

前回は対面形式とオンライン形式を組み合わせたハイブリッド形式での開催となりましたが、今回は全てのやり取りが画面を通して行われるフルオンライン形式。単純なコミュニケーション1つとっても、伝え方、表現方法などに気を配らなければ自分自身の意図することがうまく伝わらない状況を踏まえ、いかにして塾生の研修効果を高められるか、前回以上に検討を重ねたプログラムが展開されました。

このような環境の中で行われた第2回のDay1では、塾生との初対面となる丸山講師の自己紹介が行われた後、自治体あたり10分間の事業案プレゼン発表がありました。

プレゼン発表を行った後は、間髪入れずに、講師陣と塾生とのグループワークの時間に移行します。ZOOMのブレイクアウトルーム機能を活用し、オンライン上で玉城町、大台町、紀宝町の3つのグループに分かれ、30分交代で講師陣がそれぞれのグループを回ります。

事業案のブラッシュアップに向け、プレゼン発表を受けての切れ味鋭いコメントや指摘が講師陣から降り注ぎ、段々と課題がクリアになっていきます。講師陣が他のグループを回っている間は、塾生同士で検討が必要な事項(todo)が講師から課され、第3回で披露する事業計画づくりを見据えた頭の整理の時間として活用します。

Day2では、冒頭に丸山講師から、「地域政策を考える意味と意義」というテーマで講義が行われ、公共政策を考える上での視座、政策形成能力を向上させる為のポイントについて学びました。また、当日の限られた時間を有効に活用する為、第2回本編前には、阿部講師による事前オンライン講義「共創による地域創生事業の作り方~チーム形成・人の巻き込み方~」を実施し、共創の事業案の実践に向けて必要となる知識・心構えを修得する等、予め講義内容をインプットした反転学習の形式をとり、当日に臨んでいます。グループワークでのアウトプットのみならず、このようなインプットの機会も、事業計画づくりに向けて不可欠な要素となっています。

丸山講師からの講義の後は、Day1と同様の形式でグループワークが行われました。第3回での首長への事業提案に向け、目指す将来像や行政として貫く立場や具体的な役割について塾生間で議論し、事業案のブラッシュアップを行いました。グループワークの後は、議論の内容や第3回を見据えた事業提案の方向性について、各自治体から発表がありました。                   

 

約1ヶ月の準備期間をとって迎える第3回は、首長への事業提案発表会がメインとなります。塾生たちは第2回での講義内容や全体討論・講師コメントを精査し、事業に関係するステークホルダーとの意思疎通等も図りながら、事業計画の完成を目指していきます。

三重大学としても、塾生の皆さんにとって最高の事業提案の舞台となるよう、環境整備を含めた試行錯誤を重ね、第3回に向けてフォローアップを続けていきます。

 

 

三重大学地域創生推進チーム
「みえ地域共創塾」担当

TEL 059-231-6272
FAX 059-231-5722