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2020.10.02

「みえ地域共創塾 2020」第3回を開催しました

9月25日(金)、事業計画書の最終発表会をメインとした「みえ地域共創塾 2020」の第3回を開催しました。

講師陣は第2回に引き続き、地域創生担当副学長の松田裕子塾長(元 三重県南伊勢町まちづくり政策監)、阿部剛志氏(元 新潟県粟島浦村総合政策室長、三菱UFJリサーチ&コンサルティング公共経営・地域政策部長)、井上泰一氏(元 愛知県豊根村ビレッジマネージャー、野村総合研究所プリンシパル)、丸山武志氏(滋賀県米原市シティマネージャー、日本総合研究所上席主任研究員)の総勢4名が参画し、事業計画の完成を目指す塾生の最後の追い込みを全力でサポートしました。

今回は第1回と同様に、対面形式とオンライン形式を組み合わせたハイブリッド形式で行いました。心配された台風も逸れ、無事に塾生全員が三重大学に集っての開催となりました。

    

冒頭に松田塾長より導入の講義が行われた後、第3回のプログラムの中心であるグループワークに移行しました。講師陣が各自治体のグループに張り付き、全体のストーリーから資料作成・プレゼンにおける技術的なアドバイスまで、徹底した事業計画のブラッシュアップを行いました。講師からはそれぞれの持ち味を活かした鋭い指摘がなされ、限られた時間の中、塾生は時間ぎりぎりまで最終発表に向けた検討を重ねました。

    

昼食を挟み、午後からはいよいよ事業計画の最終発表会を行いました。今回で4度目の開催となるみえ地域共創塾でも初の試みとして、参加自治体の首長様をはじめとした関係者様と三重大学をオンラインで繋ぎ、画面を通した最終プレゼンという形で行われました。モニター越しでも伝わる並々ならぬプレッシャーの中、塾生からは自分たちが考え抜いた事業計画について、堂々とした発表が行われました。ご多忙の中お集まり頂いた各自治体の皆様からは温かいコメントも頂き、事業化に向けた大きな期待が寄せられました。

    

    

プレゼンを行った後は、講師陣と塾生との対話の機会として、全体討論が行われました。今回はコロナ禍の影響で、関東在住の講師陣と塾生との対面は叶いませんでしたが、全3回のプログラムやオンラインでの事前講義、提出課題に対するフィードバックなど、事業計画づくりに伴走してきた講師陣から塾生に対して、熱い想いを込めた最後のメッセージが贈られました。塾生との対話の中では、対面で開催ができなかったことを惜しむ声も上がりましたが、全員が初めての試みに奮闘した今回の塾を振り返り、今後のオンラインツールの活用を見据えて前向きな意見も寄せられました。

     

「みえ地域共創塾 2020」の締めくくりは「修了式」です。オンラインでの難しい環境の中で、力を合わせて事業計画の練り上げに取り組んだ9名の塾生に対し、松田塾長から修了証書が贈られました。

塾生にとっては今回の事業計画発表会がゴールではなく、今後の実現に向けたスタートとなります。事業化に際し様々な困難が待ち受けていることが予想されますが、「人材育成」をコンセプトの1つに掲げるみえ地域共創塾での学びを活かし、日々前進してくれることを願っています。そのような自治体職員の皆様とも連携しながら、三重大学としても、引き続き地域共創の基盤づくりに取り組んでいきます。

 

三重大学地域創生推進チーム
「みえ地域共創塾」担当

TEL 059-231-6272
FAX 059-231-5722