2018.08.22
8月21日(火)・22日(水)「みえ地域共創塾 2018」第1回を開催しました。いよいよ今年度の「みえ地域共創塾」本編のスタートです。
今回から、地域創生担当副学長の松田裕子塾長(前 三重県南伊勢町まちづくり政策監)とともに、内閣府の地方創生人材支援制度一期生として実際に地方自治体の現場で地方創生を担ったシティマネージャー経験者である阿部剛志氏(前 新潟県粟島浦村総合政策室長、三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員)、井上泰一氏(前 愛知県豊根村ビレッジマネージャー、野村総合研究所プリンシパル)、丸山武志氏(現 滋賀県米原市シティマネージャー、日本総合研究所上席主任研究員)<五十音順>の3名の強力な外部講師が参画します。
第1回のDay1では、松田塾長によるウォーミングアップ研修のふりかえりと第1回の要点整理をイントロダクションとして、塾生がウォーミングアップ研修を基に練り直した事業案について、各自治体あたり10分間のプレゼンが行われました。塾生間での活発な質疑応答の後、講師陣による切れ味鋭い指摘や親身になったアドバイスを提示し、Day2のグループワークでの改善点の整理を含め、第2回の事業計画書の作成に向けた非常に密度の濃い有意義な場となりました。
また、「みえ地域共創塾」では、塾生が切磋琢磨して作り上げる事業案のブラッシュアップだけでなく、地域の現場が抱える他の課題解決にも汎用可能な専門的知識やノウハウ、思考スキルのインプットにも重点を置いています。そこで、多種多様な地域創生プロジェクトの企画力と実践力の向上を図るため、第1回のDay1では井上講師による「ロジカルシンキング入門」、Day2では阿部講師による「人の動かし方・チーム形成」において、それぞれ演習を交えた双方向型の講義を行いました。
塾での徹底的なディスカッションの後は、場所をキャンパス内のレストラン「ぱせお」に移し、むしろこちらがメインとも言える懇親会を開催しました。
懇親会には昨年度の塾生2名も駆けつけ、日頃接点のない自治体間の交流や、塾生・講師・大学での本音の意見交換が繰り広げられ、塾の成功のカギを握るのは懇親会であることを確信するとともに、「みえを創る人のネットワーキングにとって有意義な機会となりました。
また、地域創生への貢献を掲げる「みえ地域共創塾」では毎回、「ぱせお」の料理長に“受講自治体の食材を活用した料理の提供”というお題を出しており、いなべ市の「さくらポーク、蕎麦」、伊賀市の「伊賀米、伊賀牛、菜種油」、紀北町の「マンボウ、沖キス餃子」など、参加者全員が料理長のプレゼンに興味津々で聞き入りながら、地域の味に舌鼓を打ちました。残念ながら、鳥羽市の食材については台風20号の影響で調達ができなかったため、次回に持ち越しとなりました。
本編第2回は、3週間の準備期間をとっての開催となります。
その間、塾生たちは、第1回の講義内容や全体討論・講師コメントを吟味し、より具体的な事業計画案を練り上げていきます。
こうして回を重ねるごとに高まっていく事業づくりへの要求レベルとともに、塾生の皆さんのスキルアップや、地域の基幹人材としての意識向上にもつながっていくことを期待しています。
三重大学地域創生推進チーム
「みえ地域共創塾」担当
TEL 059-231-6272
FAX 059-231-5722